ビールなどの原材料としてだけではなく、食品・医薬用の原料としても幅広く使用されています。
多くの種類を取り揃えているほか、各種麦芽を用途に合わせて粉砕した商品もご用意しています。
- ホップ
- ホップ(ビール製造用)
麦芽
麦芽は、「ビールの魂」と呼ばれており、厳選された二条(六条)大麦または小麦を発芽させ、緑麦芽にした後、熱風による焙燥やロースターによる焙煎を行って仕上げたものです。
醸造用麦芽
【丸粒】
【引き割り】
特徴:ごく一般的な淡色麦芽としてビール・飲料・食品等幅広くご利用頂ける麦芽です。酵素力が強く、ピルスナーをはじめ、エール、アルト等、現在国内で消費されている地ビールの原料では必ず使用されていると言っていいほどの麦芽です。また、ロースト麦芽の原料にも使われております。当社からは以下の2種類をお届けしております。
北米産 :特に酵素力が強く、キレの良いビール造りに適しています。
ドイツ産:各成分(分析値)のバランスが良い伝統的な麦芽です。
製法: ビール大麦を洗浄し、吸水させた後、4〜6日程度発芽させて酵素の活性化や胚乳成分の低分子化を行います。
エール麦芽
【丸粒】
【引き割り】
特徴:イギリス産の蛋白質含有量の少ない大麦を原料に使用し、淡色麦芽よりやや色が濃く、エールビールに最も適した麦芽です。この麦芽を使用することで、ボディ感のあるビールを造ることができます。
最近では、ピルスナー用大麦をエール麦芽風に製麦したものもあるようですが、実際の商品にした場合風味が全く違います。せっかくエールビールを造るのですから、本場イギリス産のエール麦芽用大麦から造った麦芽を使うことをお勧めします。
製法: 醸造用麦芽より発芽(溶け)を促進させた緑麦芽を、醸造用麦芽よりやや高い温度(90℃前後)の熱風で焙燥し、特有の味と香りを付与します。
ミュンヘン麦芽
【丸粒】
【引き割り】
特徴: 蛋白質含有量の多い大麦を原料に使用した麦芽で、濃色ラガー麦芽とも言われています。ビールのボディ感、安定感を高めるために使われており、通常は醸造用麦芽等と一緒に使用します。
製法: 醸造用麦芽より発芽(溶け)を促進させ、熱風でさらに成分の低分子化を進めた後、100℃以上の高温熱風で特徴的な色と香りを付与します。
カラメル麦芽
【丸粒】
【引き割り】
特徴:
ガラス状の構造を持ち、甘く、カラメル香のする麦芽です。カラメル麦芽を使用する事により、ビールに豊かな香りとコクを与え、金色あるいは赤みを持った色を付けることが出来ます。当社からは以下の2種類をお届けしております。
・カラメル麦芽(130〜170°EBC )代表的なカラメル麦芽です。
・カラメル麦芽(55〜85°EBC ) 色度の低いカラメル麦芽で、淡色ビール用。
製法: 醸造用麦芽より発芽(溶け)を促進させた緑麦芽を、熱風による焙燥を行わずに直接ロースターに投入し、徐々に温度を上昇させることによって麦のデンプンを麦自身が持っている酵素で糖化させ、高温でカラメル化します。
ロースト麦芽
【丸粒】
【引き割り】
特徴: コーヒー、カラメル、焦げ香を持つ非常に色度と香りの高い麦芽で、甘いスタウトや濃色ビールに用いられます。色調は、カラメルやアンバー麦芽に比べて黄色が強くなります。
製法: 醸造用麦芽をローストして造ります。ロースト工程では、ロースター担当者が数秒毎にサンプリングを行い、長年の経験と最新の色差計を駆使して目標の品質に仕上げます。
小麦麦芽
【丸粒】
【引き割り】
特徴: 小麦を原料に使用した麦芽で、大麦麦芽に比べて非常に皮が薄いため、一般に麦芽のエキス分がやや高くなっています。この麦芽は、ドイツのヴァイスビールの主たる原料(使用麦芽の50〜100%)であり、エールやラガービールにおいては、この麦芽を使用することによって口当たりが豊かになり、香りや泡持ちが向上すると言われています。しかし、一般に麦汁粘度が高く、物理的耐久性が低くて濁りのあるビールになりやすいので使用にあたっては注意が必要です。
製法: 小麦には粒に穀皮が付いておらず、吸水が早いなど大麦と性質が違うため、製法はやや異なりますが、基本は醸造用麦芽の製法とほぼ同じです。
高酵素麦芽
【丸粒】
【引き割り】
【水飴製造用・医薬製造用】
高いアミラーゼ活性を有する麦芽。主に水飴糖化や糖化酵素製造に使用されます。